調査中のデータも含まれています。雑誌にのみ掲載された作品もあります。年代順に並べ、同年のものは
純文学作品を先にしています。『』は単行本・文庫、「」は雑誌掲載作品です。
■目次
『天皇ごっこ』
/『民族派暴力革命論』
/『上級維新入門講座』
/『獄の息子は発狂寸前』
/『囚人狂時代』(新潮文庫版)
/『天皇ごっこ』(新潮文庫版)
/『日本を撃て』
/『テロならできるぜ 銭湯は怖いよの子供達』
/『蒼白の馬上』
/『極悪シリーズ』
/『ライト・イズ・ライト Dreaming 80's』
/『七号病室』
【新刊情報】見沢知廉獄中作品集「背徳の方程式 MとSの磁力」
(高木尋士監修・アルファベータ刊)
▽収録作品
『背徳の方程式―MとSの磁力』
バブル経済に浮かれる時代の外務省キャリアの一家を主人公に、サディズムとマゾヒズム、価値の変換、両極の同位性を追求した傑作。リアリズムの極致とファンタジーが交錯する。
『人形―暗さの完成』
若者の偏執的な愛情を描く。三次元から二次元へのスライドと狂気。
『七十八年の神話』
一九七八年三月二十六日の成田空港開港阻止決戦、三里塚闘争をユーモラスに描く。生き生きと描写される新左翼活動家たちの闘争は、まさに現代の神話。
『獄中十二年』
野村秋介と見沢はともに千葉刑務所に十二年収監されていた。野村と自分とを重ね合わせた、自伝的作品。遺品から発見された、未発表原稿。「主観的な真実」を信じ抜いた作家の原点。
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【最新刊】『七号病室』(併録『改造』)1500円(税別)
東大を出て精神病理学の研究室に入った「私」は、凶悪犯罪専門の長期刑務所で受刑者相手の精神科医をしている。
凶悪犯罪者の中から、特に際立った精神構造をした人物を探そうとしているのだが、受刑者たちは意外に
まともな人物ばかり。辟易していた「私」の前に、Tが現れる。Tは自分をメシアと信じ、「私」に世界救済の
青写真を語り始める。「私」とTの、息詰まる神経戦の幕が切って落とされる。(七号病室)
元新左翼で、新右翼の田村は「世界改造委員会」なる組織を作るが、同じ組織の本田を殺し、収監される。
田村は刑務所で、犯罪心理学を極めようとする精神科医と、スリリングなカウンセリングという名の対決に臨む。
『七号病室』と裏表をなす、自伝的作品。(改造)
※関連コンテンツ・・・・・
【『七号病室』の読みどころ】担当編集者へのインタビュー
【八号病室】『七号病室』を読んで
「平和なときは狂人だが、乱世では天才、英雄となる」(名文引用)
【新刊】『ライト・イズ・ライト――Dreaming 80's』1500円(税別)
獄中から死の直前まで書き継いだ畢生の小説。革命と夢が交叉する、狂騒の80年代青春群像。
鬼才・見沢知廉の出発点にして到達点。
17歳の不良少年・ツカサは、暴走族上がりで、新右翼T連合の事務所に出入りしている
(新左翼の団体に所属する医大生・ヨーコと同棲している)。T連合には、新左翼K派から転向した田村や、
“芸能界とプロレスのことはローティーンより詳しい”小堺ら、風変わりな人物が集っている。
メディアの取材があれば、我先にとマイクを取ってしゃべりだす。集会はお祭りさながらで、
ツカサは知り合いの女性にキスされ、周囲の公安の失笑を買う。事務所に戻って会合となっても政治談議はなく、
酒を飲んで猥談や歌を歌うばかり。クラブでアルバイトしているアマチュアバンドの女性ボーカリストをスカウトして、
右翼バンドを結成して売り出す計画を立てる。すべてがお祭り騒ぎで、戯画的な世界……。
※関連コンテンツ
【ツカサと司】『ライト・イズ・ライト』を読んで
「今この眼の前に無限大に広がる、この、闇の情念のようなウヨク」(名文引用)
※このサイトにおける宣伝は、管理人が勝手に行なっていることです。
版元とはなんら関係ありませんので、あらかじめご了承ください。
※出版社の皆様、見沢知廉に関する広告でしたら無料で掲載しますので、よかったらお申し出ください。
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『天皇ごっこ』
第三書館刊 1995年
1994年度第25回新日本文学賞受賞作の『天皇ごっこ』を6倍にまで加筆したもの
【目次】第一章〜第五章/著者注/あとがき/参考文献
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大友出版刊 1995年
1986年に清水浩司小論文集@として2千部刊行されたものの再刊。おもに1982年前後に
「レコンキスタ」(一水会)・「義勇軍報」(統一戦線義勇軍)などに発表した論文に
未発表論文を加えたもの
【目次】著者紹介/武装斗争に決起せよ!/『新右翼』の思想と軍事の周辺
/世界観の解析/初級革命講座/中級革命講座―前編/中級革命講座―後編/
中森明菜の登場とファシズム/活動家の為の実践ゼミナール/プロパガンダについて/
ドロップアウトの方向性について/オルグand集会について/組織の維持について/
偶像について/実戦について/常識の超越について/よくわかる新左翼/資料 パンフNo-1/あとがき
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刊行所不明 刊行年不明
『民族派暴力革命論』同様、おもに1982年前後に
「レコンキスタ」(一水会)・「義勇軍報」(統一戦線義勇軍)などに発表した論文に
未発表論文を加えたものと思われるが詳細は不明
【目次】序/政権奪取/第一シナリオ(前提的条件)/第一シナリオ/第二シナリオ/
第三シナリオ/第二革命、第二維新について/再軍備・軍概念の改変・再編/教育の改変/
家族・男女本質の改変/第三〜五次産業構造の改変/行政・立法/司法・検察・警察・刑事施設/
家屋・建築/技術圏について/道徳・価値観・常識について/情報機構の改編と施行/
娯楽・趣味の用意。性産業とギャンブルの国家管理/資本の本質改変(ナショナリズム資本や疎外産業など)
/地方自治・公務員/党機関/戦略機構/政体と国体のトップ機関/軍事局/宗教について/
祭典・パッションの演出/第一次産業/福祉・社会保障について/第二次産業/
マスコミ・ジャーナリズム/大衆文化・芸能/芸術・文学/天皇について
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ザ・マサダ刊 1997年
書き下ろしエッセイ 巻頭に獄中から出した書簡の写真など 巻末には母親から手紙を掲載
【目次】序章―母と子/第1章 あの、蒼い日々/第2章 檻の中/第3章 「小説禁止」の死角
/第4章 母の災難/第5章 「発狂寸前」/第6章 獄中の新人賞/獄の息子への手紙
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新潮社刊 1998年
ザ・マサダより刊行された単行本に加筆したもの
【目次】序章/1章 留置所のビッグたち/2章 千葉刑務所の有名人列伝/3章 右も左もない世界
/4章 戦艦大和が飛んでいる!?/5章 厳正独居 十一舎での日々/6章 恐怖の八王子医療刑務所
/7章 カッパとチンコロは派閥でかわせ/8章 「神のサイン」で、つい殺人!?/終章
/あとがき/参考資料「受刑者の生活心得」「守らなければならないきまり」他/解説(香山リカ)
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新潮社刊 1999年
第三書館より刊行された単行本に加筆したもの
【目次】第一章〜第五章/あとがき/文庫版あとがき/参考文献/解説(宮台真司)
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メディアワークス刊 2000年
「BURST」「創」「朝日新聞」「東京新聞」などに連載または寄稿したエッセイを単行本化したもの
【目次】まえがき/第一章 地の果ての刑務所/第二章 狂気せよ!/第三章 脱小市民宣言!/あとがき
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同朋舎刊 2001年
書き下ろし小説等に『純文作家のサイコな日々!?』と『文学と少年殺人者の親密な関係』
(アスペクト)を、加筆訂正して挿入したもの
【目次】ネオ政治少年死す/<敵>が判んねえなら教えてやる/ティーンからのレター/
隠語入門/若きテロリストのアジテーション/見沢流・読ムベシ見ルベシ/天皇=神ではない
/永山則夫への手紙/明日のニッポン/エピローグ
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青林堂刊 2001年
「ガロ」2000年7月号から2001年2月号に連載された作品に書下ろしを加えたもの
【目次】一/二/三/四/五/エピローグ
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雷韻出版刊 2001年
「BURST」に連載された作品に書下ろしを加えたもの
【目次】序章/媚薬をキメろ!/少年弾圧の巻/ノストラダムスと九九年七月/まずい盗聴法をつぶせ!
/入院がコワイ!/入院したぞ!/「天皇」ごっこ?/超ド級のインフルエンザで倒れたのは小淵のせい?
/ペキング・オーダー/ファッショ!文化人より鋭い!?青少年達/新刊タイトルそのままに「日本を撃て!」
/募集/ティーンは燃えているか?/続ティーンは燃えているか?少年は燃えているか!?/
終戦記念日に怒る!/十代、二十代前半の熱い声<メール、レター>を聴け/
「群青忌」について/重信!ピスケン!お前もか!/少年に告グ/迷走する若者たち/
21世紀へのカンフル剤/『蒼白の馬上』/怒りの連続砲/その日。日比谷野音は革命だった!/
★千葉刑OB座談会/あとがき〜エピローグ
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作品社刊 2005年
獄中時代から晩年まで書き綴った小説
【目次】1/2/3/4/5/6/7/8
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作品社刊 2005年
千葉刑務所にて書かれた小説2作品を収録。『七号病室』は1988年作。コスモス文学賞受賞。
『改造』1984年作。未発表作品。
【目次】七号病室/改造
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共著
『知的C級生活のすすめ』
『知的D級生活のすすめ』
『オウム大論争』
『隣のサイコさん』
『サイコさんからの手紙』
『隣の殺人者たち』
『援交から天皇へ』
見沢知廉氏に関する情報提供のお願い
見沢知廉ファンサイト『白血球』は、見沢知廉氏に関する情報の寄稿を募集します。
特に政治関係・文学関係で交際のあった方、見沢氏とのエピソードをお寄せください。
事実の確認が取れ次第、このサイトに掲載いたします。
>>寄稿はこちらのメールフォームから
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