【八号病室】『七号病室』を読んで・・・・・・(結城司)※メールマガジン「殺気ある文学」に掲載した文章です※
精神病。もしかしてこれを読んでいる皆様の中にも精神病患者の方
が多いのでは?実は私もその内の1人ですよ。鬱病、不眠、神経過敏
、過呼吸、統合失調症…1日に服用する薬は多い日で20錠以上。軽
い方なのか重い方なのか…あ、何故か見沢さんが亡くなってから躁鬱
っぽくなった。今日歯医者に行った。「常用薬はありますか」と聞か
れ答えようとし、その前に「あ、沢山あるので」と言ったら「じゃあ
自分で書いて下さい」とカルテを渡された。何だか虚しくなった。
『七号病室』を読んでいると色んな患者が出て来る。<あっ私に似
てる>そんな患者も出て来て面白い。自分と照らし合わせて読める本
が1番面白いと私は思っている。怖くなる場面もあった。<もしかし
て私もこの病気?>と…皆さんも共感できる場面、1つくらいは出て
来るでしょう。貴方が精神病患者でもそうでなくても。見沢さんが精
神病に触れて書いた作品を読む時はそういうスリルがあって面白いの
です。勿論見沢さん以外にも精神病に触れた作品を書いている人は大
勢いますが、私には見沢さんの作品が1番私を納得させる力があるよ
うに感じるのです。『七号病室』を読んでいるときに自分も七号舎に
入っている気分でした。私も躁から多弁症状が現れるのです。本に向
かって「そうだそうだ!」と心の中で何度も言いかけ、勝手に作品の
中に自分を入れちゃったりもした次第。あぁ、ホント私もアル意味重
症ですね、笑。
ゆうき・つかさ 見沢知廉ファンクラブ白血球團 運営委員 見沢知廉氏に関する情報提供のお願い
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