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【八号病室】『七号病室』を読んで・・・・・・(結城司)

※メールマガジン「殺気ある文学」に掲載した文章です※

 精神病。もしかしてこれを読んでいる皆様の中にも精神病患者の方 が多いのでは?実は私もその内の1人ですよ。鬱病、不眠、神経過敏 、過呼吸、統合失調症…1日に服用する薬は多い日で20錠以上。軽 い方なのか重い方なのか…あ、何故か見沢さんが亡くなってから躁鬱 っぽくなった。今日歯医者に行った。「常用薬はありますか」と聞か れ答えようとし、その前に「あ、沢山あるので」と言ったら「じゃあ 自分で書いて下さい」とカルテを渡された。何だか虚しくなった。  『七号病室』を読んでいると色んな患者が出て来る。<あっ私に似 てる>そんな患者も出て来て面白い。自分と照らし合わせて読める本 が1番面白いと私は思っている。怖くなる場面もあった。<もしかし て私もこの病気?>と…皆さんも共感できる場面、1つくらいは出て 来るでしょう。貴方が精神病患者でもそうでなくても。見沢さんが精 神病に触れて書いた作品を読む時はそういうスリルがあって面白いの です。勿論見沢さん以外にも精神病に触れた作品を書いている人は大 勢いますが、私には見沢さんの作品が1番私を納得させる力があるよ うに感じるのです。『七号病室』を読んでいるときに自分も七号舎に 入っている気分でした。私も躁から多弁症状が現れるのです。本に向 かって「そうだそうだ!」と心の中で何度も言いかけ、勝手に作品の 中に自分を入れちゃったりもした次第。あぁ、ホント私もアル意味重 症ですね、笑。

 私は少し環境のいいアパートに住んでいます。不動産屋の売りは「 防音対策抜群」でした。確かに。隣の物音が主に居る部屋で聞こえた 事はほとんどない。しかし、上の音はバッチリ聞こえる。鳩は鳴きは しないが…でもそれが私には凄く苦痛なのだ。前回『ライト・イズ・ ライト』の感想を書いた時自分の暴走っぷりを披露した。その時助け てくれたのが上の部屋の人。だから文句は言えないのだ。その人から メールがきた時遠回しに「今お部屋にいらっしゃるのですね、足音聞 こえました」なんて嫌味を言うのだが、笑。彼は昼間働いていて私は 夜働いている。だから最近は足音が聞こえずいい毎日だ。夜勤を終え て朝方帰ってくると彼は仕事の準備をし始めてうるさい時がたまにあ る。寝付けない。でも彼は命の恩人。そして医療関係の仕事で私の精 神状態も知っている。だから我慢、OD(オーバードーズ=薬の過剰摂取※編註)せずに寝る努力…たまに寝付 いて2、3時間後に目覚める事がある。一般の人は仕事にでている時 間でとても静かで何故かふと思う、<私って森田療法の最中だっけ? >それも寝惚けか本気か自分でも良くわからない。そこで私は自分の 部屋に名前を付けました。『八号病室』そこは自分だけの空間、パラ ダイス的な所もある。夜勤、長時間勤務の私にとっては寝るだけの場 所、物置的な場所になりつつもあるのだが。

*全くの散文ですみません。自分は何が言いたいのやら…私の『ライ ト・イズ・ライト』の感想を読んで下さった方は解ると思いますが、 ですます体で統一できない程の馬鹿じゃありませんよ私は、笑。これ が私の書き方なんです。(結城司)

ゆうき・つかさ 見沢知廉ファンクラブ白血球團 運営委員


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