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見沢知廉死去報道記事 ※住所の一部は伏せます


<訃報>見沢知廉さん46歳=作家 飛び降り自殺か

 獄中をリアルに描いた小説「調律の帝国」などで知られる作家、見沢知廉(みさわ・ちれん<本名・高橋哲央=たかはし・てつお>)さんが7日、横浜市戸塚区の自宅マンション8階から転落し、死去した。46歳だった。神奈川県警戸塚署は飛び降り自殺とみている。葬儀は近親者のみで行う。自宅は同区俣野町●●●●、ドリームハイツ●●の●●●。喪主は母高橋京子(きょうこ)さん。
 82年、新右翼としての活動中、「スパイ粛清事件」などで逮捕。実刑判決を受け、服役した。獄中に発表した「天皇ごっこ」で新日本文学賞受賞。
(毎日新聞) - 9月8日12時40分

作家・見沢知廉さん自殺…内縁の女性が激白(夕刊フジ)

 獄中で執筆した小説『天皇ごっこ』で知られる作家の見沢知廉(みさわ・ちれん、本名・高橋哲夫=たかはし・てつお)さんが7日午後5時半すぎ、横浜市戸塚区のマンション「ドリームハイツ」8階から飛び降り自殺を図り、搬送先の病院で死亡した。46歳だった。東京都出身。自宅は横浜市戸塚区俣野町1403の20の806。親族のみで密葬を行う。喪主は母、高橋京子(たかはし・きょうこ)さん。
 戸塚署の調べでは、同居していた女性が飛び降りる見沢さんを制止したが、振り切って窓から飛び降りたという。遺書などはなかった。
 見沢さんは、最後に書き込まれた今年6月21日の自身のホームページで「ここ具合悪く、心をよまれているような、神経過敏で胃炎などで寝込み−」(原文のまま)などと体の不調を訴えていた。
 見沢さんは昭和34年8月、東京都生まれ。早稲田中時代は暴走族に参加し、早稲田高時代に左翼組織に加わり退学。定時制高校を経て、中央大学法学部除籍。新右翼に転向してゲリラ活動を行い、57年には「スパイ」殺害事件で逮捕された。
 懲役12年の判決で服役中に書いた「天皇ごっこ」が平成5年、第25回新日本文学賞を受賞。第2作「囚人狂時代」はベストセラーとなった。
 「動機はまったくわかりません」。飛び降り自殺で命を絶った見沢知廉さん。マンションで同居し、自殺を目撃した女性は8日午後、夕刊フジの取材に応じた。
 内縁関係にあったという女性は「遺書もなく、途方に暮れている状態。作品を執筆中で未発表のものがかなりある。追々、発表していくことになると思う」と、淡々と話した。
 飛び降りた横浜市戸塚区のドリームハイツは、数年前に閉鎖された遊園地「ドリームランド」に近い巨大マンション群の中にあった。
 見沢さんは最上階の部屋から飛び降りたといい、近所の住人は「ドシンという音が聞こえたので窓を開けて下をみたら男の人が倒れていた。紙の束を封筒に入れて歩いているのは見かけたことはあるが、作家とは思わなかった。昨年ごろから出入りするようになったが、近所づきあいは少なかった」と驚いた様子で語った。
[産経新聞社:2005年09月08日 17時28分]


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